The Curious Expedition

 ゲームのレビューをしていなかったので少しだけ書いてみたいと思います。

 探検クラブの一人の主人公が敬意を表するために作られようとしている像になることを目指して、未知の土地に遠征し様々なレアなアイテムなどを持ち帰り名声を上げていき、他の候補者よりも高い名声を得ることが目的のゲームです。

 自分が操作できるキャラクターは歴史上の有名人です。最初から全員が解放されているわけではなく、ゲームを進めていくうちに少しずつ開放されていきます。またキャラにはそれぞれ特徴があり、また持っているものも違うため目的地をある程度考えた上で選択する必要があります。寒い地域に強いキャラもいれば、そうでないキャラもいますので、キャラをよく把握したうえで行き先を決めます。

 なお、基本的な操作はチュートリアル(ゲーム本編とは別ですので理解できるまで何度もプレイされることをお勧めします)で勉強しましょう。

 遠征先は基本ランダムです。他の探険家が行っている場所には当然進めません。遠征先によって様々なパターンがあり、例えば砂漠では移動する際に水が必要です(船やオアシスで補給可能)。また持ち歩ける量も同行するメンバーにより増減します(メンバーは忠誠度があり、低くなると去っていきます。また村で募集することもできたり、馬などの動物で増加させることも可能)。

 アイテムスロット以上の荷物を持って移動することも可能ですが、移動に使用する「正気度」のコストが激増します。正気度は特定の場所(村やオアシスなど特定の場所のみ。移動中はアイテムにより回復できます)。

 未知の場所はマスクされており、進むことで段々と表示されていきます。また特定のアイテムを使用することで視野を広げることもできますし、パーク(能力)を所持することもできます(1回遠征から帰る度にランダム?で複数の中から選択して得ることができます)。

 遠征では基本的な目的として黄金のピラミッドを探すという大きな目標もあります(見つけて探索した時点で遠征が自動的に終了するので注意が必要)。また、出発する際に依頼をされる場合もあります。依頼についてはランダムとなりますので絶対にあるわけではありません。

 フィールドには「?」が表示されていき、そこには村や遺跡、神社、ストーンサークルなど様々なものを発見することができます。村では休むことができますがその土地での評判がマイナスの場合は休むことができません。その際は取引をして評判を上げる必要があります(相手にアイテムを渡し、相手からアイテムを貰ってはいけないと思われます。もちろん、ちょっとした量やアイテムでは評判はあがりません)。

 村で休むことで正気度を回復できます。また村人や馬などを募集することができたりもします。遺跡などでは名声を上げるためのアイテムを入手できますが、その土地での評判は当然さがります(略奪となるため)。また、神社などに捧げられているものを略奪すると異変が起こる場合もあります(火山があれば爆発したり)。その範囲はどんどん広がっていきますが、一定のターンで鎮まっていきます。

 当然敵対するもの(動物だったり恐竜だったり)もおり、敵の探知範囲内に入ると攻撃をされます。戦ってもいいですし、逃げてもかまいません。ただ、死ぬと即座にゲームオーバーとなりますので注意してください。

 戦闘はダイスで出た目の組み合わせでコンボを発動させて戦うことになりますが、その組み合わせは自分で調べる必要があります。ただコンボに繋がるような場合、ダイスが震えるのでそれを目安にコンボを見つけていく必要があります。ピストルや剣の目は単体で攻撃することもできますが、コンボ(たとえば剣+剣でダブルアタックなど)にすることもできます。目はロールすることで変更できますが3回までと決まっていますので注意してください。

 正気度を考慮しつつ冒険を進めていき、アイテムを見つけたら船に戻って帰国することになります(黄金のピラミッドを見つけない限り)。どうしても船まで帰れない場合は「気球」という最終手段が残されていますが、持って帰れるものが少なかったり、旅のメンバー全員は連れて帰れないので本当に最終手段としましょう。

 こうやって全部で6回の遠征を繰り返して他の候補者を出し抜いて1位になる必要があります。とは言えそんなに簡単ではありません。非常に難しい。CPUはガンガン貴重品を持ち帰ってきますのでそう簡単には1位になることはできないでしょう。難易度が3つありますので最初はイージーではじめるのがいいかもしれません。

 日本語化は見ての通り可能です。ただし現在は改行処理がうまくいかない(半角スペースで自動改行するようになっているのですが、文章自体もある程度ランダムで生成されるため、ただ半角スペースを入れることができないのです)。ただ開発に問い合わせたところ修正してくれるとの返事を頂きましたので期待しましょう。