Phantasie Memorial Set (2)
Phantasie IIはDOS/V版が発売されておらず、Steamで販売されているメモリアルセットはApple][(AppleII)版となります。そのため、前作とは操作が著しく変わってしまっています。ゲームを開始するとドラゴンのCGが表示され、少し待つと右下に「HIT ANY KEY TO CONTINUE」と表示されますので、何かキーを押して続けます。
- 1 – START IN PIPPACOTT
- 2 – CONTINUE SAVED GAME
- 3 – DEMO
と表示されますので初めてなら1をキャラクターを作成したあとであれば2をキーボードから入力してください。1を入力すると最初の町である「PIPPACOTT」の町のメニューが表示され、2を入力すると作成したキャラクター一覧が表示されます。もし、2の町にいるキャラ番号を入力するとその町から始まります。
上図は最初の町で6人作った状態のものです。この状態で1~6を選択すると1の町「PIPPACOTT」の町メニューが表示されます。前作と違い、パーティーはされていない状態になっていますのでパーティーを組むところから開始しなければなりません。
町メニューはWizardryのようにキーボードから文字を入力することで利用するようになります。
- ARMORY(武器屋)
- GUILD(ギルド)
- MYSTIC(神託所)
- INN(宿屋)
- BANK(銀行)
- LEAVE TOWN(町を離れる)
- CAST SPELL(呪文を唱える)
- USE ITEMS(アイテムを使う)
- DISTRIBUTE AND SELL ITEMS(分配とアイテム売却)
- INSPECT PARTY MEMBER(パーティーメンバーを調べる)
- SAVE GAME(ゲームの保存)
上記の赤い文字を入力することで施設を利用したり、町で利用できる行動を選択します。
キャラがいてもいなくても最初はギルドから始まります。
- PARTY MEMBERS(パーティーメンバー)
- SPELLS(呪文)
- TRAINING(訓練)
- DROP FROM PARTY(パーティーから外す)
- GUILD MEMBERS(ギルドメンバー)
- LIST(メンバー一覧)
- PURGE(メンバー削除)
- NEW MEMBER(新しいメンバー)
- RENAME(メンバーの名前変更)
- ADD TO PARTY(パーティーへ追加)
- EXIT GUILD(ギルドから出る)
キャラがいない場合は「N」を入力して新しくキャラを作成します。最初に種族、次にクラスですがどちらも文字を入力することで行います。種族のかなり前に数字がありますが、これが入力する文字となります(ELFなら3という風に)。種族でRANDOM CREATUREを選択すると前作と同様の種族が選択されますが、性能は前作同様ですのでそちらの説明を見てください。なお、RANDOM CREATUREで基本種族以外が出た場合もクラスが全て表示されますが、THIEFとFIGHTER以外を選択すると種族選択に戻ります(これを利用して目的の種族が出るまで繰り返すことができます)。
種族とクラスを選択すると少ししてステータスが表示され、「KEEP THIS CHARACTER?」と聞いてきます。作り直したい場合は「N」を、残したい場合は「Y」を入力してください。縛りプレイをしないのであれば6キャラ作成しましょう。
パーティーへキャラを追加する場合や名前変更、削除する場合はすべて数字でキャラクターを指定する必要があります。LISTを選択すると2番目のスクリーンショットの画面になりますが、キャラ名の左に表示されている数字がその数字となります。
町の外に出るとCOMMAND:と一番下に表示されて入力待ちとなります。
- CAST(呪文を使用)
- HEALTH(キャラのMP、HP、ステータスを一覧表示)
- INSPECT(戸外の情報と各キャラの基本情報を個別に表示)
- USE POTION(ポーションを使用)
- TIME LAG(メッセージの表示時間と音量の調整。数字で0~9で入力)
- W(左移動)
- 3(上移動)
- E(右移動)
- S(下移動)
※移動に割り当てられたキーが非常に使いにくいため、JoyToKeyなどゲームパッドにキーを割り当てるツールの使用をお勧めします(AntiMicroXが無料でいいのですが余分な入力が入ってしまうため、1マス移動が2マスになることもあるためあまりお勧めできません)。
戦闘になると最初にグラフィカルな画面が表示され、次にテキスト画面が表示されます。最初の画面は戦闘シーンに用いられ、2つ目の画面は各キャラへの指示をするための画面です。
- 1)FIGHT(戦う)
- 2)ACCEPT SURRENDER(降伏を受け入れさせる)
降伏を進めるコマンドですが、必ずしも降伏するわけではありません。 - 3)GREETINGS(あいさつ)
- 4)BEG FOR MERCY(慈悲を乞う)
- 5)FLEE(逃走)
戦闘用のオプションは上記の5つ。最初の数字がコマンドがそれぞれの行動に紐づいています。戦闘を選ぶと次に攻撃方法を選択します。
- 1)THRUST(突き刺す)
- 2)ATTACK(攻撃する)
- 3)SLASH(切りおろす)
- 4)LUNGE(突撃する)
- 5)SPELL(呪文を唱える)
- 6)PARRY(攻撃をかわす)
- 7)TOSS(石を投げる)
- 8)REDO(やり直し)
II から新しく追加されたのが「TOSS」というコマンドが増えています。スキルに「TOSS」という項目が増え、この値により能力が上下します(石は無限に供給されるので気にしなくて構いません)。
そして一番の問題は呪文を数字で選択しなければならなくなったということです。呪文の一覧はゲームがインストールされているフォルダ内にある「MANUAL」フォルダに「Phantasie_Phantasie3_manual_EN.pdf」というPDFがあり、この12ページ目に一覧が記載されています。一番左に記載されている数字が呪文番号になっています。
戦闘終了後、獲得した経験値とゴールドが表示され、もしアイテムを見つけた場合「キャラ名 SPOTS AN ITEM」と表示された後、さらに「YOU FIND アイテム名. KEEP IT?」と表示されます。必要な場合は「Y」を入力しておきましょう。
なお、ダンジョンに入った時にディスクの入れ替えが表示されます(INSERT DUNGEON DISK AND PRESS A KEYと表示されるので、「F5」を押してから何かキーを押せばOKです。外に出る時のメッセージも同様です)。
町に戻った時、経験値やゴールドの配布があります。「SHARES FOR キャラ名」と表示されるので1~3で分配率を決めます(戦闘をしていなくても画面はでます)。またアイテムを見つけていた場合、この画面で分配をすることができるようになっています。売却したい場合は「7」を押せばOKです。
操作がほぼキー入力になってしまったため、プレイしにくいと感じるかもしれませんが、なれればサクサク進めることができるようになりますので是非プレイしてみてください(STARCRAFT版はApple版がもとになっているようで、同じようにキー入力操作になっています。とはいえテンキーにまとめられているので操作はかなり楽になっています)。
おまけ情報
AppleWinの設定を何もせずに使用するとかなりゲームが遅く感じるかと思います。ゲーム画面の右に並んでいるアイコンの一番下にあるジョイスティックとスピーカーのアイコンをクリックし、表示された「AppleWin Configuration」の最初のタブにある「Emulation Speed Control」からSelect Custom speedのスライドバーを2.0ぐらいにするといいかもしれません(あまり早すぎるとキー入力で誤爆する可能性あり)。
AntiMicro
AntiMacroXの前身であるAntiMicroであれば、Xのような不具合がないようなのでこちらをお勧めします。ゲームパッド(ゲームコントローラー)を接続し、このツールを起動。割り当ては上図のようにするだけでOKです。必要ならばABXYボタンにYes/Noの頭文字である Y や N を登録するといいかもしれません(他にもボタンは多数あるのでカスタマイズするのもいいでしょう)。