強敵を相手にする

 翌日、鍛冶屋に顔を出した。いつも外で装備を作っているエイドリアンに「一日中、鍛冶屋で働いているのか」を聞いてみた。
 「エオルンド・グレイ・メーン(同胞団のスカイフォージにいる)ぐらい有名になりたいから、このぐらいはしないとね。実は最高の作品(剣)が仕上がったところなの。
 首長のために作ったのだけど、頼まれたわけじゃないから、受け取って貰えるかどうかは分からないわ。でも、この剣を父のプロベンタス執政に渡してほしいの。父ならいつ渡せばいいか分かるはずよ」
 その目は輝いているものの不安さも見せている。私もちょうどドラゴンズリーチの方へ用事もあったので快諾しさっそく執政に会いにいく。
 プロベンタス執政は「首長の機嫌がマシな時に渡すとしよう」といい剣を受け取った。娘の頑張りはわかっているようだが、実力が伴っていないことを分かっているようだった。

「実力云々」については私の主観です。父親の「かわいそうに」というセリフが娘の実力を認めているように思えなかったので。もし出来がいいものだったら首長の機嫌を伺う必要もないしね。なお報酬として20G貰えます。

 魔術師のファレンガーにも声をかけた。彼はホワイトランで唯一の魔術師らしい(あくまで厳密にいえばの話で錬金術師や司祭のように魔法を使うものはいる)。その流れでファレンガーは忘れていたことを思い出したようでアルカディアの大釜に「氷の塩鉱石」を届けて欲しいと言ってきた。簡単な仕事ということもあり快諾した。
 大釜に行く前に元々の目的のためダニカを探すことにした。以前、酒場で神木が枯れようとしているという話を聞いていたのを思い出したからだ。ダニカに話を聞けば何かしら仕事になるかもしれない。
 ダニカは大樹の広間にいた。早速話を聞くと枯れかかっているのはまさに目に前にあるギルダーグリーンのことだった。ギルダーグリーンは東にある秘密の森にあったエルダーグリーム(スカイリムで最古と言われているらしい)の切り枝を育てたものらしい。私は何か蘇らせる方法はないのか聞いてみた。
 ダニカ曰く、親木の樹液があればなんとかなるかもしれないという。しかし、仮にエルダーグリームに辿りつけても傷つけて樹液を取ることはできないという。なぜなら普通の刃物では無理だという。
 もし樹液を取ろうと思ったらハグレイヴンがスプリガンを殺すために作った「ネルトベイン」があればいいらしい。ただ、それを入手するには「オーファンロック」に行き強いハグレイヴンを倒す必要があるという。少し怖い気もしたがここで躊躇していては力を付けることはできない。オーファンロックはリバーウッドの南東、ヘルゲンの東にある。
 話を聞いた後、アルカディアの元へ向かった。渡すだけの簡単な仕事だったが、彼女はいくつかの薬を貰った。薬は冒険に役立つ助かった。

ギルダーグリーンは「自然の祝福」というクエになります。

 ヘルゲンから東を道沿いに進む。道中には錬金術に役立ちそうな薬草が沢山生えており、ついでにとばかり摘んでおいた。
 しばらく進み、T字路を北上する。この辺りから気をつけて進まないと危険だと分かっていたが相手は高台から見ていたのかあっという間に見つかってしまい、魔女が炎魔法で攻撃してきた。躊躇している時間はない。こちらも魔法と短剣に持ち替えて立ち向かう。相手の間所も近くまで近寄ってきて、乱戦となった。

 魔女を3人倒すと高台の上からハグレイヴンが猛攻を仕掛けてくる。高台へは木が一本渡してあるだけで、それを通るしかなく、一方的に攻撃を受けることになった。
 ようやくハグレイヴンの元へ辿りついたものの炎の魔法の猛攻に大変厳しい戦いとなった。葉隠もかなり傷ついてしまい、援護は期待できない状態になってしまった。それが逆に後押ししたのか、私は我を忘れてハグレイヴンを攻撃して、気がついたときにはハグレイヴンが横たわっていた。
 ハグレイヴンを調べるとネルトベインを持っていた。これで第一目標は達成だ。薬などもかなり消費してしまったが、強敵から逃げていては強くはなれない。今日の戦いは次回の教訓にすれば薬は安い授業料というものだ。
 落ち着いた私はネルトベインを持ってホワイトランへの帰路へついた。

オーファンロックでの戦闘はかなりついため回復POTなどは必須。また罠なども仕掛けられているので注意して進む必要もあります。それをクリアすれば後はそこまで面倒はないと思われます。またハグレイヴンがいる場所にはアルケイン付呪器もあります。ここで使うことはあまりないとは思いますが。